丸善の歩み/会社設立趣意書『丸屋商社之記』

『丸屋商社之記』は創業の理想と精神を謳った設立趣意書です。今から130年以上前、 約200年にわたる鎖国が解かれたばかりの日本は、西欧文明に大幅な遅れをとっていました。

このような時代背景の中で、有的はまず、親子代々世襲の個人商の欠点を指摘。 ウェーランドの『経営哲学論』を参考に元金を出資する「元金社中(株主)」と実際に働く「働社中(社員)」によって構成する会社組織を日本ではじめて採用しました。

また、近代簿記などの新しい制度を普及させ、洋書・洋品などの文物をいち早く日本に紹介してその近代化に貢献すべきと説きました。 その一方で、商売の素人であるとの自己認識に基づき、節度、誠実、信用、倹約によって堅実な経営と企業存続を目指すべしとしています。

近代的な会社組織を目指したこの『丸屋商社之記』は、その先駆性と使命感とにおいて、単なる一私的商社の設立書を越えたものとして評価されています。

[PDF:1018KB]

『丸屋商社之記』原文

▲『丸屋商社之記』原文

  • 原文・丸屋商社之記[PDF:1018KB]
  • 現代語訳・丸屋商社之記[PDF:27KB]

 

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