イベント詳細
2022年 5月19日より入手困難資料の公衆送信がはじまり、NDLの定める絶版タイトルに該当する場合、電子データの入手が可能となりました。
利用者にとっては良いサービスですが、出版社・書店にとっては、自社のコンテンツへの影響を心配する声も数多くあります。
そのため、今回のウェブセミナーではJPRO出版情報登録センター様とイースト(株)様に以下の内容でご講演いただきます。
■セミナー内容
【JPRO出版情報登録センター】
著作権法は、ここ数年権利制限の法改正が増えてきました。
特に、コロナ禍で書店・図書館が利用できなかったことでのデジタル利活用が活発化しています。
リアルのビジネスへの影響は考慮されているので利活用は『入手困難本』に限られています。
JPROでは、入手可能であることも表示が可能です。
4月から始まっている「絶版本と電子書籍の紐づけ表示」を、セミナーで分かりやすくお話します。
●日本出版インフラセンター専務理事 : 渡辺 政信様 氏
・JPROの成立は電子出版権創設から
・著作権法改正、読書バリアフリー法。なぜ電子化がキモとなるのか?
・入手可能なもの=電子配信、オンデマンドと定義
・電子納本義務化も迫る など
●JPRO出版情報登録センター長 :勝野 聡 氏
・マルチコンテンツの登録
・絶版本と電子書籍の紐づけ
・Books表示例 など
【イースト株式会社】
出版物のデジタル化で、著作権法など多くの法律が国会で誕生し、それに沿って国会図書館「ビジョン2021-2025」が推進されています。
20世紀の出版物をデジタルで蘇らせるプロジェクトについてご紹介します。
●イースト株式会社 取締役会長 :下川 和男氏
・NDL「入手困難資料の個人送信とは」
・入手困難からの除外方法(JPRO登録とNDL除外手続き)
・良書を絶版がない世界へ イースト「電子復刻」のご紹介
■関連リンク
JEPA/日本電子出版協会:入手困難資料の個人送信
https://www.jepa.or.jp/ebookpedia/202205_5662/
電子復刻 fukkoku.net:良書を絶版が無い世界へ
https://www.fukkoku.net/ndl
https://www.jepa.or.jp/keyperson_message/202205_5610
スケジュール
1.冒頭挨拶
2.「今、電子化がますます重要に─ 著作権法改正や読書バリアフリー法対応へ」
3.「JPROの現状と今後の取り組み」
4.「NDLの動きについて」・「イーストの電子書籍制作・販売サポート」
5.出版社様の事例紹介
6.質疑応答
7.閉会の挨拶
演題・講師紹介
【講演】長尾構想とNDL資料デジタル化 ほか
渡辺 政信 氏:日本出版インフラセンター専務理事
【講演】絶版本と電子書籍の紐づけ ほか
勝野 聡 氏 :JPRO出版情報登録センター長 / 日本出版インフラセンター
【講演】国会図書館の無料サービスを、出版社のビジネスに!
下川 和男氏 :イースト株式会社 取締役会長 / 日本電子出版協会 副会長
参加方法
当セミナーはオンラインのみでの開催です。
お申込み時にご入力いただいたメールアドレス宛に、視聴URLをご案内いたします。
ご自身のPCまたはスマートフォン、タブレットよりご参加ください。
※お使いの回線・機器の状況によっては、視聴中に通信状況が不安定になることや、それを原因とした映像等の不具合が起こることがございます。セミナーの録音・録画・スクリーンショット等はご遠慮ください。
お問い合わせ
丸善雄松堂株式会社
学術情報ソリューション事業部 企画開発統括部
ソリューション開発センター・丸善雄松堂コンテンツ開発チーム
メールアドレス:melcontens@maruzen.co.jp
電話番号:03-6367-6008