イベント詳細
書物・古書・稀覯書(きこうしょ)・出版等に関わるトピックに関するゲストをお呼びし、現物展示・スライド映写等を交えたトークセッションです。
『エクスリブリス:ニューヨーク公共図書館』『ブックセラーズ』等、ニューヨークの図書館・古書業者を取材したドキュメンタリー映画を日本で配給された映画会社「ミモザフィルムズ」代表・村田敦子氏と、古典籍・日欧交渉史等を専門とする古書店主で「開運!何でも鑑定団」での鑑定者としても活躍されている「安土堂書店」代表・八木正自氏をお招きして、図書館と古書にまつわる様々なエピソードをお話しいただきます。
このイベントが、書物・古書・出版等の今後の変化や課題に対して、考えていくきっかけとなれば幸いです。
「図書館」×「古書」×「私たち」
共時的に知が集積する場の「図書館」、古(いにしえ)・いま、そして未来へ知をつなぐ「古書」。それらと通じる問題を投げかける2つのドキュメンタリー映画を紹介しながら、いまを生きる私たちがどこで、何から学びを得て、次世代へ繋いでいくのかを考えます。
2つのドキュメンタリー映画から
■映画「ニューヨーク公共図書館:エクスリブリス」(2017年:フレデリック・ワイズマン監督)
世界最大級の『知の殿堂』。それでいてニューヨーク市民に寄り添う敷居の低いニューヨーク公共図書館。司書やボランティアたちが誇りと愛情をもって働く裏で、何度も繰り返される幹部たちの会議。――紙か電子か、ベストセラーか価値ある本か。予算確保は?
■映画「ブックセラーズ」(2019年:D・W・ヤング監督)
世界最大規模のニューヨーク・ブックフェア。人類の知的遺産の稀覯本をめぐり、世界から集うブックディーラー(古書籍商)、コレクター、作家たち。――ダ・ヴィンチのレスター手稿が史上最高額で落札された意味は?
ミモザフィルムズ代表・村田敦子氏からは、映画の内容に加えて、側面からのエピソードをお話しいただきながら、上記の問いを掘り下げていただきます。
安土堂書店代表・八木正自氏からは、大英図書館・アメリカ議会図書館など国内外の図書館との交流が深いご経験から、「図書館×古書」のエピソードや解説をしていただきます。
タイムスケジュール
15:00 オープニング、ゲスト紹介
15:10 映画「ニューヨーク公共図書館」、「ブックセラーズ」 (映像の一部を紹介)
15:30 講話:ミモザフィルムズ 村田敦子氏
15:45 講話:安土堂書店 八木正自氏
16:00 八木氏より、NYと縁のある古書紹介
16:15 関連情報のご紹介~エンディング
16:30 終了予定
※時間は目安です。
登壇者
村田 敦子 氏 (株)ミモザフィルムズ 代表取締役
ギャガ、メディアスーツ、日活などいくつかの映画会社を経て2011年12月にミモザフィルムズ設立。代表作は『大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院』『ザ・トライブ』『アスファルト』『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』。
八木 正自 氏 安土堂書店代表/比較文化研究家/実践女子大学文芸資料研究所客員研究員
1948年生れ。古典籍・日欧交渉史等を専門とする古書店主で東京都古書籍商業協同組合副理事長、日本古書籍商協会(ABAJ)会長、大阪青山短期大学非常勤講師などを歴任。テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」では鑑定士を務める。著書に「古典籍の世界を旅する: お宝発掘の目利きの力」 (平凡社新書)、「日蘭交流史-その人・物・情報」(共著、思文閣出版)などがある。
詳細・お申し込み
第23回(2021)図書館総合展 丸善雄松堂特設サイト内のページをご覧ください。
お申し込み受付は終了しております。
https://sites.google.com/view/my-lf2021/event_a1104
※丸善雄松堂特設サイトはGoogleサイトを使用しております。G Suiteアカウントをご使用されております場合、同サイトにアクセスができない場合がございます。
〈関連リンク〉第23回図書館総合展2021_ONLINE_plus ウェブサイト
https://libraryfair.jp/