丸善雄松堂

2021年10月15日

特別展示販売「建築・インテリアの歴史と現代の暮らし」(9/23~10/17)

 

丸善・日本橋店3F内にある古書・貴重書専門店ワールド・アンティーク・ブック・プラザ(WABP)で開催中の特別展示販売「建築・インテリアの歴史と現代の暮らし」(2021年9月23日~10月17日)をご紹介します。

今回は古代ギリシャ・ローマの建築や遺跡、中世の宮殿や庭園、近代のアバンギャルド建築などを含む古書・稀覯書、雑誌を中心にヨーロッパの歴史や文化に関わる資料を多数展示販売するとともに、アンティークな洋書を取り入れたインテリアの愉しみ方もご提案しています。

時代を超えて世界の建築やデザインを身近に感じる

店内入口には、表紙デザインも見応えある旧ソビエトの建築専門誌「モスクワの建築」バックナンバーが多数展示されています。この雑誌は建築・都市計画に関する月刊誌で当時の建築及び図面、模型図、写真などの貴重な情報が多数含まれており、グラフィックデザインの観点からも優れています。また表紙のデザインの多くをリシツキーが手掛けています。

右側のガラスケースには、普段見ることのできない日本大学生産工学部が所蔵する貴重資料であるリヴィエール「エッフェル塔三十六景」(1902年)が「特別展示」として陳列されています。同書には葛飾北斎の浮世絵にちなんで制作された、エッフェル塔をめぐる風景のリトグラフ36点が収録されています。

中央テーブルや書棚には古代神殿から宮廷建築、近代建築など、さまざまな種類の古書・稀覯書や雑誌などを取り揃えました。思うように外出・旅行ができない現在、こんな時こそ、古書・稀覯書を通してヨーロッパをはじめとする海外の建築物に触れてみるのはいかがでしょうか。

“答えのある美しさ”が魅力のアートオブジェ

そして今回は、数量限定のオブジェ「数楽(すうがく)アート」を特別販売しています。数楽アートとは数学の2変数関数を、金属加工技術を駆使して立体グラフ化したステンレス製のアートオブジェです。関数が示す軌跡に沿って切断した数十枚のステンレス銅板を格子状に組み合わせることにより、数学を目に見えるカタチとして表現されています。これまでの見る者によって複数の解釈が共存する芸術作品とは一線を画す、数学の裏打ちされた“答えのある美しさ”が魅力です。

アンティーク洋書を見せて飾るインテリアに

本は棚にただ並べるだけでなくお気に入りの表紙を見せて飾ったり、横置きした本の上にお好きな雑貨や小物、お花を置いたり、ページを額に入れて飾ったりとディスプレイーでお洒落な空間造りを愉しんでいただけるよう、リーズナブルなアンティーク洋書や書籍挿絵、1930年代~70年代のビンテージ雑誌、洋書も販売しています。

※WABPの特別展示販売では、各回のテーマにあわせて制作した「オリジナル蔵書票」を先着100名様にプレゼントしています。当イベントのチラシ、または当Webページや当イベントのDMをスマートフォンなどで店内スタッフにご提示ください。先着順、なくなり次第終了となります。

次回予告

次回の特別展示販売は『ファッション特集』(2021年11月末頃)を予定しています。

執筆者

まなびのつながり編集部

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