丸善雄松堂

連載

2021年07月18日

画廊で芸術家を支援 ~才能を見つけて、惚れこみ、応援する~

[PRODUCE 08]

安野光雅『檸檬』

『學鐙』や『聲』によって丸善は数多くの文人を世に送り出したが、同時に「画廊」を通じてアーティストも熱心に応援した。丸善と縁が深いアーティストの代表的存在といえるのが、画家・絵本作家の安野光雅(あんのみつまさ)だ。

1960年代の丸善は絵本の販売に注力していたことから安野の才能に注目し、彼が絵本作家としてデビューした二年後の1970年に日本橋店の画廊で「イラストレーションと原画展」を開いた。その後、安野は着実に力をのばし、国内はもとより海外でも多くの賞を受賞する人気作家となったが、丸善では定期的に展覧会を行なった。さらに安野には丸善が1960年から開催している「せかいの絵本展」の監修を依頼するなど、長年にわたってその関係を深めていった。

自らアーティストに惚れこみ、その才能を開花させるべく活躍の場を提供することで、丸善は独自の創造的ネットワークをつくり上げてきた。

1970年(昭和45年)

執筆者

まなびのつながり編集部

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