2022年03月27日
[MODELIZE 44]
敦賀駅西地区知育・啓発施設「人が行き交い 文化を育む港 Place Of Ringing Tsuruga(PORT)」
創業時から常に新たなビジネスをつくり出そうとしてきた丸善は、いまなお新たな挑戦をつづけている。なかでも2019年に図書館サービス事業から発展して誕生した「APS(アカデミック・プロセス・ソリューション)事業部」は、挑戦の精神を象徴する存在だろう。
かねてより大学への本の納入を基幹事業としてきた丸善は、大学図書館との関係性を深めた結果、1990年頃から、蔵書のデータづくりなどの業務を受託しはじめた。そこから運営支援のスタッフを派遣する「図書館サービス事業部」へと発展。この枠組みを、美術館や博物館など図書館以外のアカデミックな場にも展開することを目指して生まれたのが「APS事業部」だ。
2019年からは福井県敦賀市が計画する新たな知育・啓発施設のプロジェクトに参加するなど、地方創生にも乗り出している。ビジネスモデルの連鎖はこれからも続いていくだろう。
2019年(平成31年)