丸善雄松堂

2020年11月05日

【参加型イベント】未来の学習者に寄り添う、ウィズコロナ時代の図書館 ~ラーナー・セントリックな視点から向き合う大学および公共図書館の可能性~

 

学習者中心の視点から、館種を超えた図書館連携が可能にする未来のまなび

新型コロナウイルス感染症の収束が見えず、生活様式を変えて感染症と共存していくウィズコロナの時代、図書館のサービスにも変革が求められています。このイベントでは、「ウィズコロナ」が常態化した未来に暮らす学習者の視点から、「学習者は必ず特定の地域に暮らすローカルな存在である」ことを前提に、図書館が館種を超えて連携することで可能になる学習環境について議論を深めました。

長野県における取り組みを踏まえた3名のパネリストによる議論

新型コロナウイルス感染症の収束が見えず、生活様式を変えて感染症と共存していくウィズコロナの時代、図書館のサービスにも変革が求められています。このイベントでは、「ウィズコロナ」が常態化した未来に暮らす学習者の視点から、「学習者は必ず特定の地域に暮らすローカルな存在である」ことを前提に、図書館が館種を超えて連携することで可能になる学習環境について議論を深めました。


●「ウィズコロナから考える未来の学び ― コロナ禍での新しい学びの取り組み ―」
〔講師〕村松 浩幸 氏 (信州大学 学術研究院教育学系教授、信州大学 教育学部附属次世代型学び研究開発センター長 ほか)

村松先生のパートでは、情報時代の到来とともに始まった学びの変容がコロナ禍の影響によって一気に加速した今、「創造的な学び=クリエイティブ・ラーニング」が一つの具体的な解としてあるのではないか。学びが「智」を生み出す活動になったとき、図書館はいかに学習者を支援できるか。教育工学の理論とコロナ禍における教育実践の見地から、未来の学びのあり方について重要な示唆をいただきました。

●「未来の学習者に寄り添うウィズコロナ時代の図書館を考える ― 信州大学附属図書館の取り組み ―」
〔講師〕渡邉 匡一 氏 (信州大学 副学長(学術情報担当)、信州大学 附属図書館長、信州大学 大学史資料センター長)

渡邉先生のパートでは、信州大学附属図書館におけるコロナ禍への対応から、今後再び「緊急事態」が起きても教育や研究がストップしない体制づくりまで、幅広い話題に触れていただきました。東日本大震災後も遅々として進まなかったデジタル化あるいは知識や情報の大衆化など、大学図書館として乗り越えるべき課題は少なくないが、コロナ禍が変革の好機になるだろうとの前向きなお話をいただきました。

●「未来の学習者に寄り添うウィズコロナ時代の図書館を考える ― 県立長野図書館の取り組み ―」
〔講師〕森 いづみ 氏 (県立長野図書館長)

森先生のパートでは、人生100年時代の到来によって働き方や学び方が複線型化・多段階化するなかで、公共図書館はいかに学習者を支援すべきかについて、お話をいただきました。図書館機能をデジタル化し、平等な情報アクセス基盤の整備と情報リテラシーを身につけられる仕組みの構築を目指す「長野県eLibrary構想」をはじめ、コンテンツだけでなく、場のデジタル化にも取り組まれています。

執筆者

図書館総合展MY事務局

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