公共・学校・大学図書館の館種別グループワーク
第22回図書館総合展コア日で得たさまざまな情報(Input)を、ほかの参加者とともに発散・整理(Output)するオンラインワークショップ。このワークショップでは、学習者が生涯を通じて図書館をいかに「体験」するかという学習者中心の観点から、今後の図書館が担うべき社会的役割や提供すべき機能について、「公共図書館」「学校図書館」「大学図書館」の3つグループに分かれてバックキャスティングの手法で議論しました。
2020年11月08日
第22回図書館総合展コア日で得たさまざまな情報(Input)を、ほかの参加者とともに発散・整理(Output)するオンラインワークショップ。このワークショップでは、学習者が生涯を通じて図書館をいかに「体験」するかという学習者中心の観点から、今後の図書館が担うべき社会的役割や提供すべき機能について、「公共図書館」「学校図書館」「大学図書館」の3つグループに分かれてバックキャスティングの手法で議論しました。
《ワーク1》
『10年後の学習者について考えよう』
「共感マップ」をフレームワークとして活用。10年後の学習者の視点に立ち、学びについて「思っていること・感じていること」「見ていること」「話していること・やっていること」「聞いていること」の4つの項目から、彼ら(彼女ら)が何を考え、どのようなニーズを抱えているかを探ることを通して、 学習者像の解像度を高めました。
《ワーク2》
『10年後の学習者を支える図書館について考えよう』
「The Speed Car and the Abyss」 をフレーム ワークとして活用。ワーク1で浮かび上がった10年後 の学習者像を踏まえ、1その学びを支える10年後の 図書館のあり方や機能をイメージしたうえで、2その 実現に向けて、図書館の活動を「促進するもの」「阻害 するもの」「今後のリスク」「解決策」を考えました。
※ワークは全部で2つ
当日のアウトプット例《ワーク1》
当日のアウトプット例《ワーク2》
・学習者の視点を強く意識すること、未来の学びのあり方から図書館を考えることが今までよりできるようになった。
・図書館員はサービス提供者目線になりがちであるため、利用者視点に頑張ってなってみる、というのは新鮮だった。
・率直な話し合いができとても面白かった。住んでいる地域や、学校毎に様子はさまざまで、話してみてわかることがたくさんあると感じた。
・他の館種のワークの内容から、「学習者」が来るのが普通の学校図書館との違いを感じられた。
・館種を越えた議論もしたい。次回に期待。 ほか