丸善雄松堂

2020年11月30日

【第22回図書館総合展_ONLINE】丸善雄松堂出展報告

 

丸善雄松堂出展コンセプト「まなびのつながりを育む」

初めてオンライン開催となった「第22回図書館総合展」において、丸善雄松堂は「まなびのつながりを育む」をテーマに、学習者(ラーナー・セントリック)の視点から、未来の図書館や図書館サービスについて、参加者の皆さまとともに考察する機会とすべく、さまざまな企画を実施しました。

未来の図書館や図書館サービスについて考察する1ヶ月間

[1] 参加型イベント「未来の学習者に寄り添うウィズコロナ時代の図書館」(11月5日開催)
新型コロナウイルス感染症の収束が見えず、生活様式を変えて感染症と共存していくウィズコロナの時代。図書館のサービスにも変革が求められる中、このイベントでは、「ウィズコロナ」が常態化した未来に暮らす学習者の視点から、「学習者は必ず特定の地域に暮らすローカルな存在である」ことを前提に、図書館が館種を超えて連携することで可能になる学習環境について議論を深めました。
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[2] 館種別ワークショップ「学習者の視点から考える10年後の図書館」(11月8日開催)
図書館総合展コア日で得たさまざまな情報(Input)を、ほかの参加者とともに発散・整理(Output)するオンラインワークショップを開催しました。このワークショップでは、学習者が生涯を通じて図書館をいかに「体験」するかという学習者中心の観点から、今後の図書館が担うべき社会的役割や提供すべき機能について、「公共図書館」「学校図書館」「大学図書館」の3つグループに分かれてバックキャスティングの手法で議論しました。
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[3] オンライン展示
弊社特設サイト上で実施したオンライン展示では、年齢や性別、国籍などの異なる多様な学習者のまなびに関するお悩みを「#キーワード」の形で表示。それらを解消し、人びとのまなびを支援する、弊社のコンテンツやサービス、共創の取り組み事例をご紹介しました。

[4] 無料Webアプリ『BOOK GACHA』
『BOOK GACHA』は、近年、社会的関心が急速に高まり、大学や企業においても取り組みが広がるSDGs(=持続可能な開発目標)をテーマに、丸善雄松堂がセレクトする300冊以上の本をランダムに紹介するWebアプリです。当アプリを通して、ガチャガチャのようにワクワクする本との新たな出会いを体験していただきました。また、弊社特設サイト上では、『BOOK GACHA』で紹介する全書籍のリストと、自館・組織内で印刷して掲示可能なポスターを公開しました。

[5] 「未来のまなび」アンケート
「未来のまなび」アンケートは、未来の社会やまなびを『学習者視点』で捉えるためのWebアンケートです。今回、丸善雄松堂が開催した2つのオンラインイベントの事前ワークとして実施したほか、図書館総合展の参加者に限らず広く回答を募り、全国から230以上の回答が集まりました。また、回答状況はリアルタイムに可視化(データビジュアライゼーション)し、弊社特設サイト上で公開しました。
※第22回図書館総合展特設サイトの公開は終了しました。

「知とまなびのコミュニティ」づくりをご支援します

「本の丸善」に始まる丸善雄松堂は、150年以上にわたり、日本の教育・科学・文化の発展に貢献してきました。現在、こうした知見をもとに、社会にひろがる多様なまなびの場において、人びとが知と出会い、まなびが連鎖する「知とまなびのコミュニティ」づくりをご支援しています。

執筆者

図書館総合展MY事務局

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