羽田空港第3ターミナルから1駅の「天空橋」駅に直結する「HANEDA INNOVATION CITY」（羽田イノベーションシティ、HICity）は、ショッピングやグルメ、日本文化、ライブイベントなどの体験と、研究開発施設、先端医療研究センター、コンベンション施設などが集積した、様々なヒト・モノ・コトの分野を超えた交流を誘発する大規模複合型施設です。異なる価値が行き交い、交わることで、日本の次なるイノベーションを生み出すことを目指しています。

当社は、2020年9月1日、この日本の玄関口である羽田空港に生まれる最先端のテクノロジーと日本文化が融合した新たな都市に、ブックショップ・ダイニング・ラウンジが一体となった、新業態の複合型コミュニティラウンジ『Creadisce（クレアディスケ）』を国内初出店しました。

未来の“まなび”を創造する拠点

「本の丸善」にはじまる当社は、150年以上にわたり、大学をはじめとする全国の教育・研究機関への学術資料の提供や、学習空間・商空間のプロデュース、図書館など教育機関・文化施設の運営支援などの事業に携わってきました。

それらは、大学などの教育・研究機関や研究者、図書館をはじめ、知やまなびを提供する人や場のサポ―トを中心とし、当社は今後もこのような役割を果たしつつ、一方で、未来に向けた新たな挑戦として、これまで培ってきたノウハウやリレーションをもとに、人びとが知と出会い、まなびが連鎖する「知とまなびのコミュニティ」づくりに取り組み、社会に広がるまなびの場において、多様なまなびにつながる機会を創造することを通して、知やまなびを求める人びとを直接支えていきたいと考えています。

当施設は、当社が取り組む「知とまなびのコミュニティ」の実践の場であり、今後、知とまなびに関わるさまざまなコンテンツやサービスの提供により、人びとの持続的なまなびを促進し、人びとが“未来のまなび”を創造・体験する場となることを目指しています。

当施設の名称である「Creadisce（クレアディスケ）」は、ラテン語の 「Creare（クレアーレ：創造する）」 と、「Disce（ディスケ：まなび）」 を合成した造語であり、国内外から多様なヒト・モノ・コトが集い、交わり、新たなコミュニティを形成することで、未来の“まなび”を創造するという想いが込められています。

「Creadisce（クレアディスケ）」の特徴

クレアディスケは、以下のような特徴を持つコミュニティラウンジです。

1．最大約100 席（床面積約420 ㎡）の多目的複合型スペース
ブックショップ・ダイニング・ラウンジが一体となった複合的な空間で多様なニーズに対応し、このまちで生まれる様々な活動をサポートします。普段づかいのオールデイダイニング、カフェ、ブックハンティングはもちろん、ミーティング、アフターコンベンション、パーティー、イベントなど、目的に応じてご利用いただけます。

2．丸善雄松堂が手がける知的好奇心を刺激する選書
店内各所には、「イノベーション」「ビジネス」「トラベル」など、日々の暮らしに効く、様々なテーマの書籍を配置しています。書籍はご購入いただけるほか、店内滞在中はお席で自由にご閲覧いただけます。また、定期的にテーマを見直して書籍を入れ替えることで、ご利用いただく方に常に新たな発見を提供したいと考えています。

3．HICityでいちばん早くひらく、朝ごはんのおいしいお店
朝いちばんのフライトにも間に合うよう、早朝5時からの営業を実施しており、新鮮な土地の産品を活かした安心安全でおいしい、多彩なメニューをお楽しみいただけます。フライトの前の朝食や、本を読みながらの朝活など、ひとりでも、大人数でも、ご利用いただけます。

4．「確かな技術と想い」が詰まった大田区ゆかりの土産物
約3,500の工場があり「ものづくりのまち」として有名な大田区の町工場などから、確かな技術と熱い想い、そして遊び心の溢れる魅力的なグッズを豊富に取り揃え、販売しています。ご自身用はもちろん、羽田のお土産や贈答用にもお選びいただけます。

5. オープンイノベーション・学産官民連携拠点の形成
当社ならではの知とまなびに関わるコンテンツやサービスの提供を通じて、訪れる人に良質なまなびの機会を提供し、エリア内のオープンイノベーションの推進を目指します。また、当社が有する高等教育・研究機関等とのリレーションの活用により、エリア内外の多様なステークホルダーをつなぐ学産官民連携拠点を形成し、まちの新たな価値の創造に貢献します。

丸善雄松堂の“未来のまなび”への取り組み

今後、丸善雄松堂は本拠点を活用して、「知を求める人」「まなびたい人」の日々の活動をサポートし、多様なまなびの機会の提供や情報・取り組みの発信などにより、人びとの持続的なまなびを促進し、“未来のまなび”を体験する場にしていきます。
そして、人びとが知と出会い、まなびを通してつながる中で、未来に向けて新たな価値を生み出していく瞬間のお手伝いや、ともに創ることができたらこんなに嬉しいことはありません。