丸善雄松堂

事例紹介

時代の変化にしなやかに対応するための人材育成研修「人間力育成カリキュラム」

  • まなびの場の企画・運営
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人間力育成カリキュラム

業種
教育・研究機関/企業/官公庁
ニーズ

企業や教育・研究機関、官公庁のまなびの場として研修を捉えてみると、階層別・職種別やスキル・ノウハウといった短期的に成果が目に見えるプログラムは充実している一方、長期的視点に立ち人としての基礎・基盤となる力を育てるようなプログラムは数少ない現状があります。
ここでご紹介する「人間力育成カリキュラム」は、リベラルアーツの考え方をもとに、今、そしてこれからの時代に必要となるであろう力を6つ(主体的・自立的に学ぶ力/情報を読み解く力/先を読む・問いを立てる力/対話・協働する力/異文化・多様性を受容する力/実行・実現する力)にカテゴライズし、講義と対話を織り交ぜながらダイバーシティの中で繰り広げる「人間力」を養う研修です。
約半年に渡る全8回の講義は、ご登壇いただく講師の専門知と6つの力を掛け合わせ、受講者の気づき、深い思考と内省を促していくカリキュラムとなっています。

新たな価値を生み出す人材に必要なまなび

VUCAの時代にあって、また人的資本経営が求められる中で、「新しい価値を生み出す人材に必要なまなびとは何か?」を、多くの組織が模索し、さまざまな取り組みを試みています。大量生産・大量消費の時代が終わり、「正解にたどり着く力」以上に「課題を発見する力」が重視される時代において、組織が人材を育てるには、従前の研修では十分ではありません。
「人間力」をテーマにした本カリキュラムでは、一人一人が自分なりの問いを立てる中で物事の本質を捉え、深く考え続けることを大事にします。そのため、講師からの講義時間を全体の3分の1程度にとどめ、残りの3分の2の時間は対話の時間として、講師・異業種の参加者、そして講座をファシリテートする私たちも一緒にそれぞれに刺激し合って内省を深めていきます。与えられた正解ではなく、自分自身で問いを立て、その問いを源に思考を深め、自らの解を求めるというこれまでの研修にはなかった時間の使い方で受講者個人の潜在能力を引き出し育む研修となっています。

次世代リーダーとしてのマインドセットを構築するカリキュラム

全8回、一回3時間の講義では、将来の経営を担っていく次世代リーダーを対象に、「経営者」としての視点を養っていきます。マネージャーとして与えられた命題に応えていくことに満足せず、自分自身で社会への眼差しをもち、これからの道筋を考えていくためのマインドセットを再構築します。また、研修で学んだ内容を自社でのミッションにどう落とし込んで取り組むのかを考えるプロセスにおいて、組織へのエンゲージメント向上を目指します。
またカリキュラムをサポートする機能として、各講義の合間に振り返りや受講者間での雑談ができるよう、専用のコミュニケーションサイトを用いて、相互の交流を促すほか、当社からの参考書籍のご紹介やフォローアップをおこない、講義終了後も自らまなび続けるサイクルの確立につなげていきます。

アカデミックな視点、ビジネス現場の視点をもつ多彩な講師陣

当社の「人間力育成カリキュラム」は、東京工業大学・未来の人類研究センターにプログラム全体を監修いただき、また、カリキュラム設計及びファシリテーターとして、長年組織研究を行っている某大学経営学部教授にご協力をいただきながらこれまで実施をしてきましたが、カリキュラムを充実させる上で欠かせない講師とし、上場企業の経営経験者、時事の最前線で活躍する編集者、時代のリードするアーティストなど多彩な実践知を持つ方々を迎え、「研修」と「仕事」とをより深くつなぐことを目指しています。各講師の持つ「知」と「6つの力(人間力)」とを掛け合わせ、さまざまなビジネスの現場での事例も提示しながら展開する本講座は、オリジナリティ溢れる唯一無二のものとなっています。

■受講者の声:
本研修にご参加いただいた企業の人事や人材育成のご担当者からは、「組織内での振る舞い、言葉遣いが変わってきた」「組織の上位者に向かっての発言が多くなった」「新しい取り組みを自ら動いて行っている」など受講者の変容に関するコメントを多数いただく一方、受講者の方からも、「脳みそをかきまぜられている感じがした」「世の中に違和感をもつことが大事だと思った」「本を読むことが習慣化し、行動変容してきた」「学び続けなければいけないと感じた」など、多くの前向きな言葉をいただいています。

組織内での研修プログラムとして導入

本研修は「異業種混合型」の研修ではありますが、当社の提唱する「人間力育成」というコンセプトやプログラムが目指すことに共感いただいた企業様や大学様で、個別にカスタマイズした研修プログラムを導入いただくこともはじまっています。その際は、目的や内容、対象、規模感などをお聞きした上で、適切な期間、カリキュラム等を提案させていただきます。
本カリキュラムのエッセンスを凝縮した単発(1日単位等)の研修、ワークショップ形式での実施等のご提案も可能です。

「知」と「まなび」を提供する企業として

丸善雄松堂は、「知に生き、人間を信じる」ことを最も大切な価値観として「知を鐙す」ことをミッションとしています。時代に即した最良の知を人の心とその道程の先に鐙し、人と人とのまなびのつながりを育むことで、人々の豊かな人生や社会の実現を目指しています。
「人間力育成カリキュラム」は、これからの新しい時代を切り開き、経営をリードしていく人材を育成するものとして構築いたしました。

人材育成手法の一つとして、ぜひ導入をご検討ください。

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