丸善雄松堂

事例紹介

駅前の商業施設内に新たな「平和文化」の情報拠点を整備 [広島市立中央図書館]

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広島市立中央図書館が、原爆ドームや広島城に近い中央公園から、JR広島駅周辺地区にある駅前商業施設への移転に伴う整備事例です。
移転後の図書館は広島駅前の商業施設(地下2階・地上11階)のうち、8階から10階に整備されました。館内各階には「ミチ(回遊動線)」を巡らし、来館者が館内を散策しながら本や広島の歴史などに触れられるよう工夫がされています。
当社は設計段階から設計事務所と協業し、開架フロアの書架やサインの設計支援を行いました。また、製作・設置工事を整備工事JVと共に実施しました。
さらに、図書館と連携しながら、移転に伴う蔵書の移設や再配架業務も実施しました。

移転に向けての取り組み

本プロジェクトでは、中央図書館の老朽化に伴う移転計画の初期段階から参画し、広島市生涯学習課および図書館との連携を深めてきました。
また、設計段階においては設計事務所と協働し、書架をはじめとする空間づくりに関する検討に参画しました。あわせて、移転後を見据えた蔵書の移設・再配架に向けた準備にも関わることで、計画から実施まで一貫してプロジェクトに携わりました。

当社内では、
 ・まなび空間事業部が「書架工事を中心とした空間整備」
 ・学術情報ソリューション事業部が「蔵書の移設および再配架」
を担当し、両部門が連携してプロジェクトを推進しました。

本プロジェクトは、限られた期間の中で、空間整備と蔵書移転を同時に計画・実行する必要がありましたが、設計段階から空間づくりに深く関与していたことで、整備計画と蔵書移転計画の整合を円滑に図ることができました。これにより、短期間でありながらも、質の高い蔵書移転・再配架の実現につなげています。

広島市立中央図書館のコンセプトと空間

広島市立中央図書館は「誰もがより読書を楽しみ、広島の魅力や平和への思いを学ぶことがきる情報拠点」をコンセンプトに整備されました。
山々や丘陵、6本の川の三角州によって形づくられ、水・花・緑のネットワークをコンセプトに取り入れ、「広島らしさ」を感じながら来館者がゆったりと過ごせる「居心地の良い憩い空間」づくりを行っています。
館内は、広島を“めぐり”歩くイメージをもとにした、“広島らしい”回遊動線「ミチ」をめぐらせ、「ミチ」に沿って休憩スペースや多目的エリアなどが配置されており、館内を散策するように利用できます。
また、広島市映像文化ライブラリーと広島市郷土資料館サテライトが図書館と同じフロア内に併設されており、来館者が「ミチ」をめぐる中で「本や人と出会い」、「新たな広島を知る機会」と出会えるように計画がされています。

図書館は3フロアで構成されており、8階は「こどもと青少年のフロア」、9階は「広島を知るフロア」、10階は「図書と映像のフロア」として整備をされています。

Islands
Ocean
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Ocean

今後の展望

今回の広島市立中央図書館では、斬新な構成とダイナミックな閲覧空間を備えた空間整備と、公共図書館としてのサービス機能の両立が図られています。こうした整備を通じて、これからの図書館に求められる新たな学びや交流の場のあり方を示すことができたと考えています。
本事例を通じて得られた知見や経験は、今後の図書館整備や公共施設計画へも繋げていき、地域特性を踏まえた魅力ある知の拠点づくりを今後も進めていきます。

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